No.3,797 紅葉の昇仙峡へ

パーティー:女性13名/男性2名 計15名

10月28日(土)晴。前日に甲府駅からのバスに15名乗りますと連絡を入れておいたら、TTC 用に行き帰りのバスを確保してくださり、それに乗って長潭橋まで行く。初めてお会いする方も何人かおられるので簡単に自己紹介をしてから橋を渡って出発。天鼓林、石門へと川沿いの道を案内板を見て石の名前を確認。うなずき、さらに羅漢寺山の覚円峰の白い岩山を見上げながら、ほぼ平らな道を歩く。石門から昇仙橋を渡って仙娥滝の水量たっぷりの滝を見ながら登ってロープウェイ乗り場に着く。途中この一帯から産出された水晶などの宝石がありお店に並べてあってそれを見て楽しんだ。ロープウェイはたくさんの人でぎゅうぎゅう詰め。頂上の八雲神社前のパノラマ台で昼食。日差しも強く多くの人が行き交っていた。弥三郎岳への道は細く木の根や石を登っていくので注意が必要だが、小さな子どもや観光の方も多く順番待ちが続くのでなかなか困難を要した。元に戻って白砂山方面に降りていく。ここからは人が少なく快適な下り。分岐で白砂山へ登り頂上から「パノラマ台から弥三郎岳への道がよく見えるね」と話しながら一休み。また分岐に戻りあとは獅子平、昇仙峡口方面へ。自然林の豊かな巻き道を気持ちよく無理なく降りて獅子平の分岐を昇仙峡口方面へとジグザグしながら下ると車道に出た。途中長潭橋方面へ行く山道があり、そこを下りたらバス停でした。今回は一般の観光の方も多くその人ごみの中で TTC のグループでまとまって歩けるかどうか心配でしたが、川沿いの道も山道も自分たちのペースでおしゃべりもしながら楽しんで歩いてこれました。皆さんのご協力に感謝します。そして檜垣さん、佐藤ツヤ子さんにサブリーダーを、石井さんに速度調整を、南出さんに全体の人数確認、飯田さんに体験のかたの案内に心配りをしていただきました。ありがとうございました。 長潭橋バス停歩き出し10:00-天鼓林10:30-石門11:20―仙娥滝11:40-ロープウェイ乗り場11:50=パノラマ台(12:00~12:30昼食)-弥三郎岳13:00-白砂山パノラマ台分岐13:20-獅子平分岐14:30-長潭橋バス停15:40で解散。16:11発バスで甲府駅へ

No.3,796 浅間尾根~浅間嶺  <B>

パーティー:女性13名/男性3名 計16名

10月21日(土)秋晴れの朝、武蔵五日市駅のバス停は長蛇の列で大混雑。8:10発の臨時便を含めた満員のバス3台に分乗し、浅間尾根登山口バス停で途中下車。後続の臨時バスもすぐに到着し、無事全員集合したときはホッとした。簡単に自己紹介したのち歩き出す。少し車道を戻り、集落のあるつづら折りの坂道を登って、浅間坂の看板と民宿を過ぎると浅間尾根へ登る植林の山道へ入った。しばらく登ると、次第に広葉落葉樹が多くなり、道も明るくなった。本格的な紅葉にはまだ早かったが、それでもところどころ赤みがかった葉が混じり、秋本番間近を思わせた。出発から1時間ほど登り浅間尾根の分岐に出た。ここからの尾根道はアップダウンが少なく穏やかでとても歩きやすい。浅間尾根は、江戸時代以前には生活道路として人々が往来し、牛馬が生活物資を運んだ甲州古道の一部であり、ところどころにある馬頭観音の石碑や古い祠は当時の面影を偲ばせた。分岐から一時間ほど歩き、人里峠を過ぎると、北側方面が広く伐採され、間近には大岳山、御前山、遠くには奥多摩の山々の展望が拡がった。しばらく展望を楽しんだ後、樹林の中を少し登ると、地形図上で浅間嶺の山頂とされているピーク(小岩浅間903m)に到着。山頂は杉の植林に囲まれこじんまりしていたが、静かでよい雰囲気だった。小休止後、トイレのある休憩所までいったん下り、再びカヤトの明るい道を登ると浅間嶺展望台(809m)に到着。浅間嶺の標識とベンチのある小広い場所からは一挙に眺望が拡がったが、富士山は雲に遮られていた。ここで昼食をとったのち、出発しようと全員が集まった時、ふとしたきっかけで、各々行ってみたい山の話でしばらく盛り上がり、これからの山行の楽しみになった。休憩を終え、カヤトの道から松生山への分岐を過ぎ、沢沿いの道をさらに下ると、古民家の茶店跡に出た。以前はおいしいそばの茶店で賑わっていたが、今はひっそりして寂しさを感じた。ここから時坂峠までは主に林道を歩き、峠からは急な勾配に建てられた民家の間の山道を縫うように下ると払沢の滝駐車場に到着した。ここで一旦解散としたが、予定より早めの到着であったことから、希望者で払沢の滝を見学したのち帰途した。 9:10浅間尾根バス停歩き出し-10:08数馬分岐-10:31一本松-11:09人里峠-11:38浅間嶺(小岩浅間)-11:55浅間嶺展望台-13:59時坂峠-14:35払沢の滝駐車場(一旦解散後、希望者で払沢の滝見学-15:20本宿役場前バス停)

No.3,795 御池古道・沼田街道を歩く

メンバー:女性4名

10月13日(金)晴。今年の異常気象で期待していなかった紅葉も尾瀬御池付近では美しく、ブナの紅葉や湿原の草紅葉にすっかり幸せ気分のハイキングでした。

14:20御池-15:50~16:00モーカケの滝-16:35七入バス停 

10月14日(土)快晴。すばらしい天候の下、沼山峠から沼田街道を下ります。背の高いブナが多いので樹木の先端の紅葉はあまり見えずちょっと残念。数年前かかえるようにきのこを採りましたが、今回の収穫はゼロ。キノコ名人さえ今年はきのこが採れないと宿の奥さんが慰めてくれました。「きのこ迷人」の私ではなおさらと諦めがつきました。

9:00沼山峠-9:45~10:00抱返の滝-12:55七入バス停 10月15日(日)雨。2日続いた天候も残念ながら3日目は雨。でもそう強い雨でないのが幸い。御池から奥只見湖へ向かってバスは下ります。尾瀬口船着場で船に乗り換え奥只見湖を渡ります。けっこう山の下部は紅葉が始まっていて、雨の1日でしたが、楽しめました。宿は今夏に利用した「こまどり荘」の奥さんが紹介して下さった「駒口」。入口はぱっとしませんが、中は改装されていてきれい。そして料理もおいしい。そして何よりも安い。(8000円/泊)二日ともご主人が村営温泉に送って下さり、帰りにはおばあちゃんが作られた草鞋の根付のお土産までいただきました。満足満足。

No.3,791 箒沢権現山から畦ヶ丸  <B>

パーティー:女性3名/男性2名 計5名

9月24日(日)晴。2・3日前の猛暑が噓のように気持ちの良い秋晴れの日であった。西丹沢行きのバスは思いもかけないほど空いていた。西丹沢ビジターセンターから橋を渡って直ぐに直登するがスギの枝打ちされたのが多くて道が消えていた。登山道が現れる地点まで強引に登った。その後は薄い踏み後を丁寧にたどり箒沢権現山に着いた。マスキ嵐沢を上ってきた二人ずれがいた。分岐まで急下降して畦ヶ丸へのルートに入った。1000m付近までは順調であったが、ここから100mの標高差を上るのが難しかった。前回は季節が春であったのでわかりやすかったが今回は秋なので草が伸びていて非常に分かりにくく時間がかかってしまった。ようやく畦ヶ丸に到着。かなり時間が遅いので長居はできない。下りは急いだ。しかし大滝バスバス停についたときは17:12のバスが行った後であった。待つしかない。最終バスで新松田駅に帰り解散した。今日のコースは奇妙奇天烈なキノコが沢山生えていたので、今年はキノコの当たり年かもしれない。

 西丹沢ビジターセンター9:50歩き出し-箒沢権現山12:00~30-畦ヶ丸15:05~15-大滝峠上15:50-一軒屋避難小屋16:25-大滝橋バス停17:30

No.3,790 南高尾山稜  <C>

パーティー:女性8名/男性3名 計11名

9月16日(土)今回のコースにはちょっとした登り・下りが多く、変化を楽しめた山行だった。スタート地点の大垂峠へは相模湖駅からバスに乗り20分で到着した。登山道は昨夜の雨で湿っていたが、薄日のさす曇り空に気温は25度。その上、風はなく、まずまずのコンディションであった。この時期、木々が生い茂り見通しは良くなかったが、見晴台からは津久井湖が見渡せた。さらに行くと、ドラゴンの彫刻に出会った。うろこなどもよく彫られている。こうして、山行の前半は順調に推移した。次に現れたのがフクロウ。そして、一緒に記念写真。フクロウの裏には鷹がいた。このころになると疲労が出てきたせいか、まき道を行く参加者が出てきた。もう少し先に進み、三沢峠で昼食をとった。次に目指すピークは草戸山。だが、ここでまき道を選んだ数名は不運にもルートを間違えて引き返す羽目になった。合流するまでの1時間強の間、先に草戸山に着いていた参加者は城山湖や八王子方面の景色を眺めながら、登山の話やケータイアプリの話に花を咲かせ、プチ親睦会のようであった。合流後、高尾山口駅近くの四辻まで下り、そこで解散した。天気予報によると午後に雨が降るかもしれなかったが、雲は少なくなり、陽が差したのは幸いだった。シモバシラ、イワシャジン、ヤブランなどが咲いていた。 大垂水バス停 歩き出し9:15-大洞山9:45-中沢山10:20-見晴台10:45-西山峠11:20-三沢峠11:50-昼食(45分)-草戸山12:40-四辻-高尾山口駅

No.3,788 小石川後楽園から小石川植物園

パーティー:女性6名/男性2名 計8名

9月7日(木)曇。連日の暑さが続いたら大変と思っていたが、曇り空で助かった。飯田橋駅の東口が分かりにくく集合に時間がかかった。久しぶりにあった人が多いので会話が途絶えない。小石川後楽園は水戸黄門ゆかりの名園で外国の観光客も含め多くの人が楽しんでいた。我々は池を一周した。突然大きな声がして立派なカメラを持った人たちが一か所に集まった。飛んできたカワセミを撮るためらしい。後楽園の次に伝通院にいく。ここには徳川家康の母堂、於大の方の墓がある。次の小石川植物園は東京大学の付属施設なので老人割引はない。ここは広いし大木が整然と植えられていろ。中に売店があり、そこの椅子で食事をした。ここには牧野富太郎ゆかりのある植物が多くあり、学名の末尾にMakinoと記載されているそうだが確認できなかった。小石川植物園から出て地下鉄の白山駅に行こうとしたら迷子になってしまい、後楽園の近くまで来てしまった。   飯田橋駅歩き出し9:45-小石川後楽園10:00~11:00-伝通院11:25-小石川植物園11:45~14:0

No.3,787 白谷沢~棒ノ嶺 ~黒山~長久保山(境界尾根)  <B>

パーティー:女性6名/男性4名 計10名

9月2日(土)棒の嶺は白谷沢から登り、滝の平尾根で河又へ下るコースが一般的だが、今回は県境尾根で小沢峠へ下るコースを歩いた。晴れ時々曇り。飯能駅と東飯能駅から各々ほぼ満員のバスに乗車し、さわらびの湯バス停で下車。今年は例年になく残暑が厳しく、この日も朝から非常に蒸し暑かった。水分補給と休憩をこまめに取りながらゆっくり歩く、沢を過ぎるまではパーティーを2つの班に分けて歩くことなどを全員で確認したのち歩き始めた。渇水気味の名栗湖のダムの上を歩き、登山道に入り、しばらく谷あいの斜面の細い道を行くと白谷沢の沢筋の道に入る。沢の水量は多くも少なくもなかった。いくつもの滝とゴルジュのある風景はとても清涼で美しい。繰り返す渡渉や、ゴルジュに流れる沢を足場を探しながら登ったり、鎖やロープのあるコースは変化に富んでいて楽しく、ひととき暑さを忘れた。沢を過ぎてから、岩茸石、権次入峠を経て山頂までは、樹林帯の登りが続き、汗が滴った。多くの登山者で賑わう山頂に到着した頃には予定時間を幾分過ぎていたため、昼食時間は短めにして、東屋や日影で昼食をとった。昼食後は、権次入峠へ一旦戻り、小沢峠への尾根道に入る。ここからは、一変して他の登山者の姿はすっかりいなくなり、登山道の雰囲気が変わった。岩茸石山方面への道を分ける黒山を過ぎ、植林と自然林が交錯する静かな尾根道が続く。展望はないが、緩やかで広い尾根は歩きやすく、鎌倉時代にこの尾根で馬の調教をしたとの伝えに納得がいった。畠山重忠が馬を乗り替えたとの伝えがある馬乗馬場を過ぎ、こぢんまりとした長久保山や古い石祠を経て、途中、踏み跡がうすくわかりにくい箇所もあったが、順調に小沢峠に到着した。長い尾根歩きを終え、この頃にはいつもより多めに持参した水もかなり消費しており、皆で水を分け合ったりしながらこの日最後の休憩をとった。小沢峠からは埼玉県側の道をとり、谷あいの細いザレ道を下ると小沢トンネルのある車道に出た。しばらく歩道を歩き小沢バス停に到着。バス停近くの売店で各々アイスを食べたりしているうちに間もなく飯能駅へのバスが到着、帰途した。 9:10さわらびの湯バス停歩き出し-9:35白谷橋-10:27天狗の滝-11:25東屋-11:42岩茸石-12:13分権次入峠-12:40棒ノ嶺-13:19権次入峠-13:41黒山-14:37長久保山-15:36小沢峠-16:23小沢バス停

No.3,786 西沢渓谷   <C>

パーティー:女性4名/男性3名 計7名

8月26日(土)夏の山行はリーター泣かせである。いつも見ている天気予報では,数日前になってもこの日だけC表示,つまり,登山に適してないとなっていたが,2日前になって突然登山日和のAに変わった。一方で,天体ファンに教えてもらった Windy.com (日本語) を見ると午後に少しだけ雨が降る予報。数日前から同じだ。

こうした情報から渓谷歩きの山行を決断した。バス停終点で見上げた空から強い日差しが照りつけていた。青かえで越しに見た滝に魅了され,名前のついた岩やくぼみにも感心しながら歩いて行った。この歳になって感動を覚えた事に驚いたりもした。渓谷を奥に進むと次第にぬかるみが増し慎重に歩いた。途中のつり橋からは険しい山容の鶏冠山 (とさかやま) が一望できた。七ツ釜五段の滝への道は補修工事のため迂回路を上って行った。まさかの急登である。登りきったところが今回の山行の最深部。滝は木々の間から少しだけ見えた。ここで昼食。お腹を満たしたところで,空を見上げるといつの間にか雲が出ていた。帰り道にはかつて塩山駅まで木材を運んだトロッコのレールが所々に残されていた。当時に思いを馳せ,一方で,怒られながらトロッコで遊んだ幼少期を思い出しながら下りバス停に到着した。塩山駅について間もなく雨が激しく降ってきた。ラッキーである。久しぶりに歩く参加者が多かった山行であったが,沢で転ぶこともなく無事に1日を終えることができた。    西沢渓谷入り口 歩き出し9:40-ネトリ広場10:00-三重の滝10:40-7ツ釜五段の滝迂回路下11:50-迂回路上12:10-大展望台13:10-ネトリ広場14:15-西沢渓谷入り口バス停14:35 バス発14:40=塩山駅15:40

No.3,785  3000mのパノラマウォーク奥穂高岳から前穂高岳

パ-ティ-:女性2名/男性1名   計3名

8月30日(水)曇り時々晴れ。電車とバスを乗り継ぎ12時に標高1,504 mの上高地バスターミナルに着いた。気温23度。まず河童橋に向かった。この橋では大勢の観光客が思い思いに写真を取っていたが、山頂に少し雲がかかっていた。橋を渡り、梓川の左岸を進み明神池に到着した。ここの穂髙神社に無事を祈願した。つづいて徳沢園に向かい、さらに横尾山荘へと足を延ばした。気持ちがはやっているせいか、休憩含んで4時間半の標準タイムより早く着いた。ゆったりとした空間で適度なプライバシーが保たれている横尾山荘の二段ベットと暖かいお風呂はありがたかった。

上高地バスターミナル12:15-河童橋12:20-明神池13:40-徳沢園14:50-横尾山荘16:30

8月31日(木)小雨の予報が出ていたが、幸い曇り空であった。この日は標高2,996 mの穂高岳山荘が目標。気温15度で寒く感じる中、6時に歩き出した。次第に明るくなり、雲は薄れ、気温は上昇していった。標高2,309mの涸沢ヒュッテには予定通り到着した。ほぼ快晴の中、青空、秋を思わせる白い雲、植物の緑、そして穂高の岩肌が織りなすコントラストは見応え十分であった。小1時間休憩 後、涸沢小屋の横から一般コースに入る予定であったが、道標をしっかり見なかったため、涸沢カール横を通過するパノラマコースに出てしまった(写真)。ザイテングラート取付点の下部に垂れている岩稜帯付近では誤って左に進みザレ場に入ってしまった。ここを悪戦苦闘しながら登り、ようやく一般コースに辿りついた。ほどなくして取付点に到着。ここは岩稜帯であるが、慎重に登れば問題なしと思われた。穂高岳山荘には予定のコースタイムを30分超過する8時間かけて到着した。高度が増すごとに景色が変わる登山の醍醐味は格別だった。

横尾山荘6:00-本谷橋7:20-涸沢ヒュッテ9:30-ザイテングラード取付点12:30-穂高岳山荘14:15

9月1日(金)5時過ぎに標高3,190 m の奥穂高岳に向けて出発した。気温は13度。風が強く防寒着をまとった。5時20分の日の出前であったが十分に明るかった。東に目を向けると、常念岳の背後が暁色に輝き、美しく、次第に明るさを増していった。登り始めは急な岩場とハシゴ。ここを慎重に通過した。その後、岩場は少なくなり歩き易くなった。やがて奥穂高岳山頂が見え出した。

右手にはジャンダルムと馬ノ背が眼前に迫り、そこを登攀している勇気ある登山者の姿がはっきりと確認できた。奥穂高岳山頂は狭い上、穂高神社・嶺宮の祠が設置されている。次々と登山者が訪れたため、TTCは少し下がったやや広いところに移動した。風は奥穂高山頂に遮られ、穏やかな中での朝食になった。ここからは、焼岳、西穂高岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳、双六岳、槍ヶ岳、北穂高岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳、など、北アルプスを代表する山々が手に取るように見渡せた。乗鞍岳、白山、浅間山、八ヶ岳、富士山も確認できた。なんとも贅沢な眺めである。眼下には涸沢カールと岳沢側がくっきりと見え、吸い込まれそうな気がした。次に吊尾根の先にある標高 2,910mの紀美子平に向った。ここのコースには大きな岩場の登り降りと鎖場があり、緊張を強いられた。紀美子平に到着後、ここにリュックを置き、前穂高岳山頂を目指して180m登った。山頂は広く、この頃には強風もおさまり、青空のもとで360度の大パノラマを楽しんだ(写真)。時間をかけて景色を楽しんだため、上高地バスターミナルには予定時間を超えて到着した。幸い、1台後のバスに乗車できた。

穂高岳山荘5:15-奥穂高岳頂上6:35-紀美子平9:05-前穂高岳10:00-紀美子平11:10-岳沢小屋13:40-河童橋15:40-上高地バスターミナル15:45 今回の山行は天気に恵まれ、3日間の間に日本の山岳を代表する北アルプスにて青空と緑と岩のコントラストと高度感を大いに楽しめた。たくさんの高山植物にも出会えてよかった。日程を変更して実施しました。