No.3,738 牛の寝通りから小菅の湯  <B>

パーティー:女性3名/男性3名 計6名

10月29日(土)晴れ時々曇り。登山者で混雑賑う甲斐大和駅に集合し、予約していたジャンボタクーに乗車、35分ほどで小屋平に到着。身支度を整え、笹藪の急斜面を石丸峠へ登る。晩秋の陽ざしと黄色の唐松林、冷たい空気がとても爽やかだ。途中、雲上に浮かぶ冠雪の富士、南アルプス、大菩薩湖の大パノラマを楽しみながら石丸峠に到着。小休止をはさみ、すぐに牛の寝通りの分岐に入る。ここから、紅黄葉に染まった落葉広葉樹と巨木の長い回廊が始まる。歩きはじめ(標高1930m)は既に紅葉は終わり、僅かに霧がかかっていたが、堆積した落ち葉を踏みながら歩く道はとても気持ちが良い。歩き進んで標高が下がるに従い、霧も晴れ、鮮やかに色付く木々が目立ちはじめた。日差しがスポットライトのように当たるととてもきれいだった。徐々に色付きを増していく風景に会話が弾んで歩いて間もなく、榧の尾山(1492m)に到着。黄色に染まる木々を見ながら昼食をとった。食事を終え、再び歩き進めると、紅黄葉はさらに鮮やかさを増していった。複雑で様々な色合いとコントラストに加え、ブナやミズナラの巨木が静かに佇む風景がとても素晴らしい。感嘆の声が絶えないなか、牛の寝標柱を経て、大ダワ(1310m)へ向かう。特に、標柱の辺りの色合いと風景は際立っていた。大ダワからは斜面北側を巻く細い斜面の道を足元に注意して歩いた。モロクボ平(1015m)に到着する頃には、ブナの木も消えて、里山の木々が増え、標高による植生の違いがはっきり見て取れた。モロクボ平から小菅の湯への下る途中、林道工事でルートが分断されてわかりにくい箇所があったが、特に迷うことなく通過した。長いルートを歩き、足の疲れを感じたころ、予定より早く小菅の湯の到着。15:00発の上野原駅バスに乗車して帰途した。 小屋平08:45-9:55石丸峠-11:25榧ノ尾山-12:40ショナメ-12;50棚倉小屋跡(オオダワ)-13:55モロクボ平-14:15田元小菅の湯分岐-14:45分小菅の湯

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