No.3,899 岩殿山 <C> 5月28日(水)

パーティー:女性6名、男性2名 合計8名
 快晴。登山口から5分で鬼の岩谷に到着した。上から水が流れ落ちる窪みだが、今にも鬼が出てきそうな感じがした。続いて、やや傾斜のある道になり、45 分登ると岩殿山の頂きに到着した。突然目の前が開けて富士山が目に飛び込んできた。感動的な瞬間であった。少し下りもう一つのビューポイントに到着した。岩殿山にはかつて戦国武将の山城があった。蔵屋敷、馬場、揚城戸などの跡地を通過しながら歴史に思いを馳せ、先を目指した。一旦下がり、岩殿山の入り口にあたる築坂に到着。ここから緩やかな登りが始まる。「稚児落し」の道標が出てきた。しばらくして見晴らしの良い尾根で昼食をとった。山行再会して間もなく、2段の鎖場に到着した。最初の方は鎖を使わなくても登れたが、2つ目は狭い岩の間を鎖を頼りによじ登った。何人かは巻道を歩いた。少し進むと兜岩に到着。今は通行できないため、巻道に進んだが、傾斜の急な箇所があり、そこをロープを使いながら慎重に降りた。「築坂」を過ぎたあたりから「稚児落し」の道標が頻繁に現れたが、そこに到着するまで結構長かった。稚児落しは垂直高 100 m以上で、手前から望む全容に圧倒された。稚児落しからは下り。急斜面を上手に降りていった。最後に浅利川にかかる橋を渡って、歩いて、バス停に到着。運よく、時を待たずしてバスに乗れた。
 前日の雨のせいで、空気は澄み、富士山や丹沢方面がくっきりと見渡せた。岩殿山と稚児落しの間には見晴らしの良い箇所がいくつもある。鎖場や傾斜のきつい道では、ちょっぴりスリルを味わえた。尾根の至る所にはアセビの木が茂っていて、花咲く時期にもう一度訪れたいと思った。参加者の方々は元気いっぱいで、大変楽しい山行になった。(小林(雄) 記)
 自動車教習所前(岩殿山畑倉登山口)8:50-岩殿山9:35-築坂峠(最低コル)10:30-兜岩11:30-稚児落とし12:45-浅利公民館前バス停14:00

岩殿山 <C山行> 5月28日(水)

朝まで降っていた雨のおかげで,空気は澄み,富士山が綺麗に見えました。低山ながら,景色を見渡せるポイントがあります。高度感も味わえました。兜岩の巻道は急斜面で緊張しました。
岩殿山目指して
岩殿山はスカイツリーと同じ高さです
築坂 (コル)
連続する鎖場の最初
連続する鎖場の2つ目
鎖場から眺める岩殿山
兜岩の巻道は急斜面です
西丹沢山系方向
稚児落しから眺める岩殿山 (左)
稚児落しの全景
稚児落としはこんなところ
ネジキ