No.3,881 美ヶ原スノーシュー 2月20日 (木), 21日 (金)

パーティー:女性11名、男性2名 合計6名
 2月20日(木)晴のち曇り。下諏訪駅から宿の車で山本小屋へ。晴天だったが午後は崩れると言う宿のアドバイスで今日は牛伏山付近を足慣らしとなった。昼食後に出発。風に叩かれた雪面は固くて歩きやすい。紺碧の空に連なる冠雪の山々を眺めながら歩くのは爽快だ。頂上でしばし休憩。下る始めると少し風が出て空の色が白く変わる。地面の白、空の白、太陽の白。白磁の天空に灯る冬の陽光は雪原を童話の世界に変える。北欧神話の挿絵のような景色を、夢見心地で宿まで堪能した。宿の温泉で体を温め、ほっとして鏡を見ると初老のハクビシンがこっちを見ている。日焼け止めを塗ったのに、たった半日で特定外来生物になってしまった。冬山紫外線の凄まじさを痛感して布団に潜り込んだ。
 2月21日(金)晴。朝6時過の露天風呂からは、朝焼けの雪原と山並みがオレンジ色に染まり、風呂のガラスに張り付いたツララも趣を添えます。青い下弦の月も素晴らしく、湯船の中でご来光を拝みました。人生初体験です。
 朝食後スノーシューを装着し王ヶ頭へ向います。リーダーSさんが踏み跡のない雪原歩きを勧めてくれました。牧場の柵は雪で埋まって銀世界です。“美しの塔“で鐘を突き、王ヶ頭ホテル手前の急坂を登りきると目的地2034mの美ヶ原山の山頂です。八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間山方面、そして極めつけは富士山という360度の展望が豪勢に迎えてくれました。戻りはショートカットで新雪の中を歩き宿へ。昼食後13時宿の送迎車で下諏訪駅へ。雪遊びの楽しさを今年も味わうことが出来ました。リーダーの細やかなご配慮にいつもながら感謝です。
 2日間天候に恵まれ楽しい雪遊びが出来ました。私の30数年に及ぶ長いリーダー最後の山行が悔いのない楽しい雪遊びで終了することが出来、これも会員の皆様の暖かいご協力の賜物と心からお礼申し上げます。サブリーダーのSさんお世話になりました。又沢山の写真を撮って下さった皆様ありがとうございました。